風の森 秋津穂807 無濾過無加水生酒 720ml [81]

◆蔵元より

風の森フラッグシップ米 秋津穂

秋津穂米は、奈良県で 20年ほど前までは広く生産されていた飯米です。しかしその後、JA の奨励品種を外れた後は、一般農家による生産がなくなってしまいました。そのため現在の秋津穂は、全て油長酒造の契約栽培農家の皆様に栽培いただいたものです。風の森は、1998年、地元の人に、地元のお米を使った、搾りたてそのままの味わいをお届けしたいという、先代山本長兵衛の想いによって、秋津穂米を使った醸造からスタートしました。豊かな香気成分と、酸味や複雑味といった充実した味わいを表現できるこのお米は、それ以来ずっと風の森のフラッグシップ米です。

８０７シリーズ 低精白にて醸造

一般的には酒造好適米に比べ溶けにくいといわれる飯米ですが、当蔵の強みである低精白での醸造技術をもって、８０％精米でもしっかりと溶解させ醸造いたしました。
風の森８０７シリーズのひとつとして、甘味と酸味、複雑味といった秋津穂らしい味わいの要素が高い次元でバランスを取り、豊潤でボリューム感がありながらもキレのよい味わいを目指します。

◎試飲しました（2023.9.18）
澄んだキレイな色合い。立ち上がる香りはメロンを思わせます。含んでもメロン系の含み香を感じます。口中では、膨らみのある旨味とやや複雑な酸味があり、それが味わいの豊かさを醸し出しています。喉ごしは滑らかで、豊かなコクを感じる余韻を残します。

けっこうボリューム感があります。開栓後も時間の経過と共に更に、濃さが増していくように感じました。旨味たっぷり系がお好きな方にもぜひお試し頂きたいです。