水端|みずはな|油長酒造


みづはな【水端】 物事の最初。出はじめ。はじまり。
「忘れられた古の奈良に伝わる技術を当時の文献を頼りに現代の醸造家が再現する」

水端の3つのルール
○大甕仕込み
○水端専用蔵 享保蔵で醸す
○奈良に伝わる古典醸造法を参考

1 大甕仕込み
• 室町時代の寺院醸造で用いられた3石の大甕を再現
• 信楽焼の窯元で8本の大甕を焼成

2 水端専用蔵 享保蔵で醸す
• 初代、山本長兵衛秀元が精油業から醸造業を創業した際に享保年間(1700年代頭)に建造した酒蔵。
• 2階部分をリノベーション。• 享保蔵で100年ぶりに酒造り

享保蔵の機能
享保蔵では酒造りすべての⼯程を享保蔵のみで完結します。風の森醸造とは完全に切り離した独立した酒蔵です。

200kgのお米を蒸す甑
50kg の麹を作ることができる麹室
300Lの酒甕8本 (醸造、貯蔵用)
400Lの醪を搾ることができる酒槽

3 奈良に伝わる古典醸造法を参考
• 平城京出⼟の木簡(国立醸造所/造酒司)
• 御酒之日記(寺院醸造)
• 興福寺多聞院日記(寺院醸造)

2種類の水端
○水端 1355
御酒之日記に記された、菩提山正暦寺の技法を参考にした夏季醸造 0段仕込み
○水端 1568
多聞院日記に記された、興福寺多聞院の技法を参考にした冬季醸造 3段仕込み

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